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福島県廃炉・除染ロボット技術研究会講演会および第40回産総研・新技術セミナーの合同開催について
「福島県廃炉・除染ロボット技術研究会」の講演会と「産業技術総合研究所(産総研)」の第40回産総研・新技術セミナーを下記のとおり合同開催致します。みなさまのご参加をお待ちしております。
記
1 日 時 平成26年11月14日(金) 13:30~16:00
2 場 所 福島県ハイテクプラザ3階会議室(郡山市待池台1-12)
3 内 容
○ 福島県廃炉・除染ロボット技術研究会 13:30~14:30
「放射性物質吸着除染材料の技術開発に関する現状紹介」
株式会社環境浄化研究所 代表取締役社長 須郷高信 氏
株式会社環境浄化研究所は、日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)で進めた機能性材料の
研究開発の成果を社会に役立てることを目指して、在職中に設立した支援ベンチャー企業です。
これまでに、長寿命アルカリ電池用隔膜や工業排水中の重金属除去材料、機能性衣料品などの実用化を
進めてきました。
本講演ではセシウムやストロンチウムなどの放射性物質吸着除染材料の開発の現状と廃炉措置に伴う
多核種除去設備への応用についての解説の他、県内企業との連携の可能性について紹介いたします。
○ 第40回産総研・新技術セミナー 14:30~15:30
「廃炉に向けたロボット開発の現状と課題」
産業技術総合研究所 知能システム研究部門 副研究部門長 横井一仁 氏
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業の実施には、高い放射線量のため作業員が容易に
近づけない箇所が多く、多くのロボットが使用されています。
産業技術総合研究所(産総研)は、株式会社本田技術研究所(ホンダ)と共同で、遠隔操作で原子炉建屋
内の高所・狭隘部の調査を行う高所調査用ロボットを開発し、福島第一原子力発電所原子炉建屋内部の調査
を東京電力と共同で行なっています。
高所調査用ロボットは、クローラー(無限軌道)式高所作業台車(産総研担当)に調査用アームロボット
(ホンダ担当)を搭載したもので、走行時には全高1.8m、全幅0.8mの極めてコンパクトなサイズとなって
います。
一方、調査用アームを伸ばすことにより、倒れることなく7.0mの高さまで調査用プローブを到達させる
ことができます。搭載した電池により最長5時間の作業が可能です。調査用アームロボットにはホンダの
ASIMOで開発した、アームが周囲の構造物と接触した場合に衝撃を吸収する技術、レーザースキャナー
などにより取得した周囲の3次元情報のデータ群(ポイントクラウド)から、周囲を立体的に表示する技術
などが応用されています。
また、共同で開発したインターフェースによって直感的に分かりやすい遠隔操作をすることができます。
本講演では、高所調査用ロボットを紹介するとともに、東京電力福島第一原子力発電所で使用されている
ロボットの現状と課題について紹介する。
○ 合同名刺交換会 15:30~16:00
4 参 加 費 無料
5 申込方法
E-mail(件名:廃炉・除染ロボット技術研究会&新技術セミナー参加申込)により、
福島県廃炉・除染ロボット技術研究会事務局(endo_katsuyuki_01@pref.fukushima.lg.jp)又は
新技術セミナー事務局(tohoku-ss-ml@aist.go.jp)宛て、以下の項目をお知らせください。
①参加者名、②所属機関、③役職、
④電話番号(緊急連絡先として使用しますので、参加者全員の番号を記入ください)、
⑤E-mailアドレス
6 申込締切 平成26年11月12日(水)
7 お問合せ 福島県ハイテクプラザ プロジェクト研究科 遠藤
電話:024-959-1739 E-mail:endo_katsuyuki_01@pref.fukushima.lg.jp
8 主 催 (独)産業技術総合研究所東北センター東北サテライト、福島県ハイテクプラザ
9 後 援 一般社団法人東北経済連合会
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