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稲沢地区地域づくり協議会/本宮市
地区住民全員が参加して地域おこしに取り組む
渡辺武一さん
渡辺武一さん
 平成19年1月、本宮町と白沢村が合併して誕生した本宮市。その東部に位置する旧白沢村稲沢地区は、特産品の一つとろろ芋の産地として知られています。平成9年に発足した同協議会は、地区内の210世帯全戸が加盟しているのが特徴ですが、「人口は減少する一方で、昔に比べ地区住民のつながりが薄れていました。このままでは地域がさびれてしまう。自分たちでアクションを起こさないと、と思ったのがきっかけです」と話す事務局長の渡辺さん。始めに地区内にあるふれあい広場など公共施設の維持管理を手がけました。共同で草刈りや花を植えたりすることで、もう一度住民の意思統一を図り、認識を新たにしようというのがねらいで、今も年3回行っています。その後村と委託管理契約を結んだことで管理費がもらえるようになり、会員から集めた会費と合わせて、補助金を受けない形での運営が可能になりました。平成13年に開催された「うつくしま未来博」の際には、ミュージカルに出演していた劇団ふるさとキャラバンの一行が、地区内の施設を1ヶ月間練習に使用し、ボランティアで食事づくりなどに参加したことで、住民のまとまりが強くなったそうです。

 平成14年に県の地域づくりサポート事業に認定されたのを契機に始まった「ふれあい祭り」は、とろろ芋の収穫時期に合わせて11月末に開催されています。とろろ飯早食い大会、とろろラーメンやとろろ芋焼酎の試食・試飲、歌謡ショー、よさこい、郷土芸能発表など盛りだくさんで、1,000人もの人が集まるイベントとして定着して来ました。「始めは、なんでわざわざ大変な事をやるのかとの声もありましたが、活動を繰り返して行くうちに皆さん理解してくれるようになり、地区全体に活気が出てきたように思います」と渡辺さん。平成19年度からは国の補助を受け、新たに5年事業で水環境を守る活動に取り組みます。「川やため池、沢などが荒れ、田園風景が少なくなったこの地区の風景を、ホタルやトンボが飛びかう昔の姿に戻していきたい」とも話します。
 「以前は何かやりたいことがあっても、行政に頼っていたんです。でも、自分たちでできることは自分たちでやればいいんだと言うことが、これまで活動してきて分かりました。交流人口が増えて活気がでれば、若い人が地元に定着するだろうと期待もしています。活動の幅がもっと広がるよう、いずれはNPO法人化もしたいし、直売所を作ったり、小麦を栽培してうどんを作ったり、グリーンツーリズムにも取り組んでみたいですね。やってみたいことは、まだまだいっぱいあるんです」と笑顔で締めくくってくれました。
稲沢地区地域づくり協議会Photo1

稲沢地区地域づくり協議会Photo2

稲沢地区地域づくり協議会Photo3
<問い合わせ先>
事務局長 渡辺武一(たけかず)さん
TEL090-9743-9426

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